ストレスチェックで想定される課題は?(1)~人事担当者の役割~

ストレスチェックの導入によって、職場では多くの課題が挙がっています。東京経営者協会が2015年9月に実施した「ストレスチェック制度に関するアンケート」によると、ストレスチェック制度実施の課題として「産業医・外部機関との連携」と「実施体制」を半数以上が挙げています。

ストレスチェックにおける多くの工程を全て自社で実施できるという企業は、産業医をはじめとする産業保健スタッフが充実した一部の企業に限られます。ほとんどの企業は、何かしら外部機関の資源を活用せざるを得ない状況です。特に、50人以上の小規模・中規模企業においては産業医が常勤でないことも多く、今回のストレスチェックの義務化で産業医との連携を初めて経験する企業も少なくないと思います。

産業医・外部機関とうまく連携してストレスチェックを実施するために、ストレスチェックの担当者は、まずそれぞれの役割を明確にすることから始めましょう。産業医に依頼すること、外部機関に依頼すること、担当者自身が実施することの交通整理を行い、実施体制全体を俯瞰しながら実施準備を行うことが大切です。

精神保健福祉士北川佳寿美