ストレスチェック実施期間

ストレスチェックは従業員のストレスの状態を把握するための制度で、アンケート形式の調査票に回答を求めるものです。
従業員が安心してストレスチェックを受検しストレス状態を適切に把握し改善していくためには、ストレスチェックの実施率を向上させるために、さまざまな工夫が必要です。

ストレスチェック実施期間中にすべきこと

ストレスチェック制度の実施期間中には、ストレスチェックの実施率を向上させるために、従業員に周知したりアナウンスしたりすることが大切です。
従業員にストレスチェックを受ける義務はありませんが、ストレスチェック制度の目的がメンタルヘルス不調を未然に防止し、結果をもとに職場改善につなげるものですから、実施率は高いほど効果があるといえるからです。

(1)ストレスチェックの実施率を向上させる施策
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(2)アナウンスは多ければ多いほどいい

▶ ストレスチェック実施2カ月前にすべきこと
▶ ストレスチェック実施1カ月前にすべきこと
▶ ストレスチェック実施後にすべきこと

(1)ストレスチェックの実施率を向上させる施策

ストレスチェック制度の目的は、メンタルヘルス不調を未然に防止し職場の改善につなげることです。

しかし、なかにはストレスチェックと聞くと「ストレスチェックの結果が人事に影響するのではないか」「検査結果は、どのように使われるのか」と不安を感じる従業員もいます。

そこで、安心してストレスチェックを受検してもらうために、従業員にはこの制度が決して人事に影響するものではないこと、積極的に活用することで職場環境の改善につながることを目的としていることを周知徹底させ、前向きに受検できるよう工夫をすることが大切です。
従業員からの質問や苦情に関する窓口を、用意しておくのもよいでしょう。

(2)アナウンスは多ければ多いほどいい

従業員に前向きに受検してもらうためには文書による告知だけでなく、一斉メールや社内報に告知したり社内ポスターを掲示したりする方法もあわせて行うのがおすすめです。
さらに実施期間の中日には、未実施者に対してストレスチェックを実施するようにアナウンスし、それでも実施しない未実施者には、個別メールを送信するのも効果があります。
これらのアナウンスは多ければ多いほど、ストレスチェックの実施率を向上させることができます。

実施率が向上しない場合には、外部団体を利用してストレスチェックの目的や概要についてセミナーを行うなどの取り組みが必要なこともあります。

ストレスチェックがどのように実施されるか

ストレスチェックの担当者は、ストレスチェックがどのように実施されるのかも正しく理解しておきましょう。

ストレスチェックは、チェックシートへの記入方式で行われます。健康診断の問診のように、実施者が従業員に質問をしてその回答を記載するという方法は認められず、従業員本人が記入しなければなりません。

使用するチェックシートは、「技量がノルマと釣り合わない」「仕事が多すぎる」など職場における心理的な負担の原因に関する項目や、「やる気が起きない、眠れない」など心理的な負担を自覚しているか確認する項目、「上司や同僚がサポートしてくれるか」など職場の人間関係の項目などがあります。

(1)紙もしくはWebで行う

チェックシートは、紙受検やネット環境での受検などがあります。
紙で受検する場合には、個人情報保護の観点から、実施後は調査票を封筒にいれば周囲に見られないように配慮する必要があります。

パソコンやスマホで受検する場合には、セキュリティ対策が万全かを確認する必要があります。▶ ストレスチェッカーは、webアプリケーションの防御に特化したWAF(Webアプリケーションファイアウォール)を導入してデータすべてをアプリケーションレベルで監視し、万全のセキュリティ対策を行っております。

(2)実施者の仕事とは?

ストレスチェックの実施者は、医師(できれば産業医)もしくは保健師、看護師、精神保健福祉士などがなることができます。チェックシートの選定や高ストレス者の判断基準、面接指導の必要性などについて、会社に意見します。その他、職場環境の改善のためのアドバイスを行なうこともあります。

まとめ

以上、ストレスチェック実施期間中に行う作業についてご紹介しました。

以下の記事では、ストレスチェック実施2カ月前にすべきこと、ストレスチェック実施1カ月前にすべきこと、ストレスチェック実施後にすべきことについてまとめていますので、あわせてご覧ください。

▶ ストレスチェック実施2カ月前にすべきこと
▶ ストレスチェック実施1カ月前にすべきこと
▶ ストレスチェック実施後にすべきこと