キャリアコンサルティングの必要性

メンタルヘルスの問題が、生産性の低下や事故、採用費用や休職者にかかる費用等人事的なコストとなって、企業のパフォーマンスにじわじわと影響を与えてくることは大きな課題です。さらに今後は、雇用形態の変化や個人の価値観の多様化、育児や介護などの家庭的事情を抱える人の増加等、個別の事情の対応を間違えると、メンタルヘルス不調に発展してしまうリスクのある要素が増えてきます。
そこで、これらの対応策の一端を担うのではと、昨今注目されてきているのが、キャリアコンサルティングです。キャリアコンサルティングは個人のキャリア形成の相談に乗るのみではなく、個人のキャリアにフォーカスしながらも、メンタル面のフォロー、モチベーション向上、会社制度や人事面への改善提案、目標管理のサポート、経営方針へのコミットメントを促す等の役割を担うことも期待されて実施される傾向が強まってきていると言えます。
中小企業の場合は、社内の人間にキャリアコンサルティングを学ばせたり、専任での採用をすることは難しいケースが多いため、外部の専門家をうまく活用して仕組みを整えていくことが有効であると考えられます。

キャリアアドバイザー小田切郁子