コーチングとカウンセリングはどちらも「クライアントと話をしながら支援することですから、「どこが違うのか」と疑問を持たれる方も多いのではないでしょうか。
しかし、コーチングとカウンセリングは「クライアントの状況が違う」という大きな違いがありますので注意が必要です。
目次
コーチングとカウンセリング
ストレス解消法には、「食べる」「お酒を飲む」「寝る」「音楽を聴く」「運動する」などさまざまな方法があると思います。
発散方法は個人によりますから、何が1番いいということではないですが、「会話をする」ことでストレスが軽減される方は比較的多いのではないかと思います。もちろん友人や家族に話を聞いてもらって楽になることもあると思いますが、少し専門性の高い「コーチ」や「カウンセラー」と面談することで、気持ちが軽くなるということもあります。
コーチングとカウンセリングは、どちらも「信頼関係構築力」「傾聴力」「質問力」といったコミュニケーションスキルを使いながら、「クライアントを支援していく」ということは同じです。では、この2つにどのような違いがあるのでしょうか。
コーチングは「クライアントに考えてもらうこと」が大切
コーチングにおいてコーチが大切にしなくてはならないのは「クライアント(=来談者、相談者)」に「考えてもらうこと」です。目標達成したいテーマに対し、クライアント自身で考え、答えを見つけ出し、気づきが得られるように、コーチは最適な質問を考え投げかけていきます。
そして、クライアントさえもまだ気づいていない自分の内側にある情報を引き上げて、新たな行動の指針となる知識に変えていくことです。
カウンセリングは「クライアントに話してもらうこと」が大切
カウンセリングにおいてカウンセラーが大切にするのは、クライアントに「話してもらうこと」です。クライアントの心のなかに抱えている問題や悩みを言葉にできるよう傾聴し、クライアントの頭のなかや気持ちが整理できるように導いていくのです。
コーチングとカウンセリングの違い
コーチングは、目標や目的(こうなりたい、こうありたい、こう変わりたい)を明確にもち、それを達成したいと強く願う人には効果がありますが、クライアントの心が元気でポジティブな時でないとコーチングを行うと、それが逆にストレスになってしまう可能性すらあります。
したがって、コーチングを行う時もカウンセリングを行う時も、クライアントの状態を見極めながらていねいに行っていくことがとても大切です。
まとめ
人は、ただ話を聞いてほしいという時もあれば励ましてほしい時もあります。また、鋭い指摘を欲しいと思っている時もあれば、単に笑い話で盛り上がりたいだけという時もあります。
コーチングとカウンセリングは、クライアントがどのような状態なのか何を欲しているのかについて違いがあるという点を忘れないようにしましょう。
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